「本当は野球がやりたいはずなのに、バレーボールをやっている気がする」
これは、新卒で入社した会社で海外マーケティングの仕事をしている間ずっと思っていた事である。
どういう意味かと言うと、
「もっと【想い】を込めて出来る仕事」
「もっと自分の【強み】を活かせる仕事」
があるはずだ、と強く信じていた。
これは、その会社が悪い訳でも、海外マーケティング、という仕事が悪い訳でもない。
(勿論バレーボールを否定している訳でもない)
自分に「合うか」、「合わないか」、というだけの話だ。
余談だが、上記のような心境にも関わらず、大手企業のグローバル部門にいる、という肩書で自分を守っていて、充実している風に振る舞っていた自分がいた。本当の自分ではなく、偽りの自分だ。
皆さんも一度考えてみてほしい。
【今の仕事は、自分に】
1:合っている
2:合っていない
3:どちらとも言えないが、何となくこなす事は出来る
いかがだろうか?
一日も早く「合っている」と思える仕事に巡り合ってほしい。
最近テレビや新聞を見ているとAIに仕事が奪われる、というニュースをよく目にする。
【AIに仕事が奪われてしまう=自分である必要がない】という事だ。
「自分である必要がない仕事」だからといって、すぐに仕事がなくなるとは思えないが、「価値」が下がっていくのは明確である。
以前にも書いたが、一つの場所からだけ収入を得る、という時代は終わりに近づいていて、
凄まじいスピードで、複数に所属し、自分の「強み」を活かし、お金を稼ぐ、という時代になりつつある。「個」で稼ぐ時代の到来だ。個で年収1千万円以上稼ぐ、という事が「普通」になる時代が来る。(むしろもう来ている)
高いレベルで生き抜くためには、「自分が何者なのか(何が出来るのか)」を明確に語れる必要がある。私もここに関しては日々本当に悩む事が多いが、常に自問するようにしている。ここから絶対に目を背けてはいけない。
自分が何者か、を語れるようになるための第一歩は、自分の好き・嫌い、得意・不得意を理解する事。
勉強でも、スポーツでも「好き」や「得意」な科目、競技があったはずだ。
仕事も本質的には変わらない。
「今」思う、好き、や得意な事を活かせる仕事は何だろうか?
「今日時点」で良い。
「何となく」でも良い。
1年後変わっても良い。
1年後変わっていても恥ずかしくなんてない。失敗を恐れるな。
私もまだまだ道半ばだ。
「自分には何が出来るのか」「自分と話す価値は何なのか」。
ここと向き合う事から目を背けた瞬間に、ロボットと変わらなくなる。
あなたにとっての「好き」と「得意」は何ですか?
想いのないところには道は拓けない。