株式会社Liberty Bridgeは5周年を迎え、本日から6期目に突入する。5年前、起業に最後踏み切った「きっかけ」をまずは書きたいと思う。
2015年11月某日。
高校の野球部の監督を囲む飲み会があった。先輩方含めて50名は集まっていたと思う。そこで監督から「全員近況報告を30秒くらいでしろ」という指示があった。
一人一人がマイクを持って、「最近転職しました」とか「子供が生まれました」などの報告をしていた。
その時、私は何を思ったか、
「起業します」
と言ってしまった。
監督はめちゃくちゃ驚いていた。でも実は言ってしまった自分が一番驚いていた。
「起業したいなー」と思ってはいたが、正直ビビッていて踏み切る事が出来ていなかった。しかし大勢の前で宣言してしまったからには、もうやるしかない。
実は最後の最後踏み切ったのは、そんなきっかけだった。今振り返ると、運命を大きく変えてくれた一日だった。
そして2016年1月7日に株式会社Liberty Bridgeを設立。
この5年間、まる一日仕事に触れなかった、という日は恐らくない。そのぐらい自分がやっている事業、あとは経営者、という職業にハマっている。(あとは常に「危機感」がある)
プロとして生き抜くうえで重要だと感じた事。まだまだ道半ばではあるが、現時点で思う事を幾つか絞って挙げたいと思う。
①:誰よりも努力をしている人が結局勝つのがビジネス・プロの世界。
簡単に人に任せようとする人がいるがそれではうまくいかない。まずは自分でトコトンやり尽くし、マーケットを理解する事が非常に重要である。ビジネスのキーとなるポイントを理解していない人が上に立ってうまくいく訳がない。それをやって良いのは投資家だけ。
成功に近道はない。
②:努力の量に加えて、努力をしている「方向」が間違っていないか、を常に意識する。
③:「今」求められている事が何なのか、を冷静に考え行動が出来るか。ある意味自分の無駄なプライドやこだわりを捨てられるかどうか。
過去は過去でしかない。
④:リスクをとった分しか結局自分のところには返って来ない。腹を括る。
私は大胆な決断もするが、かなり慎重派でもある。これ自体は悪い事ではないと思っている。ただ、あまりに慎重過ぎると大きなチャンスを逃してしまう。
今まで健全な会社経営をするために基本的に1人社長(プラス副業のメンバー)で事業を行なって来た訳だが、これだとやはり想像を超えるリターンを得る事は出来ない。
リスクをとらない人生も悪くはないが、それで得られるリターンは当然それ相応のものしか得られない。
大きく成功したいのであれば何かを失う、という覚悟が必要。
フルスイングした人間だけがホームランを打つ事が出来る。
そして、、、
⑤:何よりも「想い」が大切である。
想いがないところには道は拓けない。私はそう断言出来る。
それは何故か。
想いがないと、途中で「諦めてしまう」から
である。
私はこの5年間で幾つかのビジネスに挑戦した。途中で諦めてしまったビジネスの共通点はたった一つ。
「想い」よりも「効率」であったり、「お金」であったり、別のものを優先していた。
自分のやっている事が人のためになっている。そう強く信じる事が出来れば、必ず道は拓ける。
想いがあれば道が拓けるまで(成功するまで)きっと人はやり続ける。
これらが確信に変わった5年間だった。
これからも「想い」があるビジネスに命を捧げていく。